E-ブレス開発の歴史 - ホクユーメディックス株式会社

製品情報

E-ブレス開発の歴史

E-ブレス開発の歴史

1999~

輸血製剤管理支援システム開発と合わせ認証用リストバンドの需要が高まる

輸血製剤管理支援システム開発後、現場から患者照合をもっと正確に行うための製品がほしい、と声をうけました。これが認証用リストバンド開発のきっかけとなりました。

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「人間にバーコードをつけるなんて」と批判を浴びた時代

医療措置や、投薬・カルテを電子化し、安全で効率的に運用するにリストバンドを医療関係者や患者に提案をするも、当時は「患者を商品か何かと思っているのか」と否定的な意見が多くありました。しかし私たちはより確かな医療過誤防止には、必ずリストバンドが必要だとの思いで開発に乗り出しました。

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皮膚に優しい素材「ポリウレタン」との出会い

医療用材料にも多く使用され、安全性の高さが認められている「ポリウレタン樹脂」と出会います。アレルギー発生率も極めて低く、通気性も備えており、どんな患者にも安心して装着できる素材でした。

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相反する⼆つの特性をあきらめたくない想い

数週間にわたり安定してバーコード識別が可能なように、シートを厚くすると全体が硬くなり、薄くすると断面が鋭利になってしまう…。
優れた耐久性を持ちながら肌触りの良いリストバンド実現のため、2年以上にもわたり開発・試作は繰り返されました。

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デパートの女性靴売り場での発⾒

柔らかくしなやかながらも、強い耐久性を実現するにはどうすればいいのか…。
試作を繰り返しながら、うまくいかない日々が続いていたとき、デパートの女性靴売り場で見つけた「サンダルのヒモ」が、革を2枚重ねて袋状になっているのを⾒て、この技術をリストバンドにも応用できないかと発案しました。

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シート状のポリウレタンを袋状に加工し、柔らかさと強さを両立

シートを袋状に重ねることで、柔らかさと強さの両立を実現しました。2枚のシートを圧着するときに、リストバンドの断面が丸くなるような加工も施しました。
ついに、E-ブレスの完成です。

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各地で導入事例が増え、認知が広がる

当初は批判を受けていた認証用リストバンドですが、患者取り違えという重大な医療事故をうけ、日本看護協会は事故防止対策として「患者識別用のリストバンドの使用」について言及しました。日本の医療界が患者認証の重要さに目を向け始め、認証用リストバンドの必要性が世間にも認識されていきました。
ホクユーメディックスが⽬指した医療過誤を防ぐ斬新な視点の製品が、ようやく世の中に浸透されていったのです。

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現在も医療現場の生の声を取り入れ、開発を継続しています。

現在ではE-ブレスの導⼊は全国に500院を超え、日々医療過誤防止に貢献しています。これからもホクユーメディックスは医療現場の顧客目線・顧客第⼀理念に基づき、新たな視線の製品を開発してまいります。

To the Future

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